12月21日、獣神サンダーライガーが後楽園ホール3連戦を終え、現役としての試合を来年の1月4日、5日の2試合だけを残すのみとなった。
 今年3月の会見で来年のドームでの現役引退を表明、ともすれば長く感じられるような9カ月間の「引退ロード」では、新日本のリングならず他団体や海外のリングでも喝采を受け「みんなのライガー、世界の獣神」を実感する1年だった。
 ライガーの偉大さは、ファンの間でもメディアの紙面でもまだまだ語り尽くせないが、とくに、ここ数カ月で31年を締めくくる試合に含ませたメッセージ性の高さ、濃密さに改めて驚かされる。