12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催された『ベラトール・ジャパン』では、後半戦でRIZINルールの提供試合が組まれた。日本人選手と外国人の強豪の試合が多かったが、最終試合は日本人同士の顔合わせ。矢地祐介と上迫博仁のライト級対決だ。
 上迫はRIZINライト級GPに参戦したものの1回戦敗退。一方、矢地は一昨年大晦日に五味隆則を下して脚光を浴びたが、昨年から今年にかけて3連敗を喫している。ともに再起をかけた試合、打撃戦をリードしたのは上迫だった。矢地をダウンさせて上から連打を浴びせる場面も。しかし、矢地はここで一気に崩れてしまわなかった。3ラウンド、フィニッシュを狙って前進してきた上迫にカウンターの右。倒れたところに、すかさずサッカーボールキックで蹴り上げた。大逆転のKO勝利だ。