アメリカ軍に殺害されたソレイマニ司令官の遺体が5日、イラクから母国のイランに戻った。国内には黒い服や旗で喪に服す大勢の人が集まり、シーア派の聖地・マシュハドでは数十万人が悲しみに暮れ、アメリカへの怒りを募らせた。
イランの最高指導者・ハメネイ師は、3日間喪に服すとともに「激しい報復」も宣言している。それを示唆するように、モスクには“赤い旗”が掲げられた。この赤い旗は、シーア派において“不当に流された血”や“復讐への呼びかけ”の象徴だという。また、イランのハッカーを名乗るグループがアメリカ政府機関のウェブサイトに侵入し、復讐のメッセージを掲載。イランから繰り出されたパンチをくらうトランプ大統領が描かれた画像も掲載されている。