(試合後の3人は大ダメージ。SNSの暴力性をダイレクトに伝える試合でもあった)
 1月3日、DDTの後楽園ホール大会で、新年早々に物騒極まりない試合が行なわれた。その名も「ノーパスコード・スクランブルバンクハウス・アカウント乗っ取り3WAYデスマッチ」。DDTの“文化系プロレス”を象徴する高木三四郎、男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシンの対戦だ。
 この試合はリング上に各選手のスマホを(パスコードを解除した状態で)用意し、闘いながら奪い合うというもの。敵のスマホで何をするかというと、ツイッターを使って勝手にツイートしてしまうのである。非常に暴力的な手段での「アカウント乗っ取り」だ。何しろ遠慮というものを知らない3人だけに、試合は予想以上に凄惨な試合となってしまった。