坂桂輔。2015年12月31日の大晦日、その名は全国にとどろいた。
 札幌大谷高校の守護神として高校サッカー選手権に出場して迎えた1回戦。1点ビハインドの後半にPKを獲得すると、坂がキッカーを務めて同点に追いつくことに成功した。試合はその後PK戦へと突入すると、今度は相手シュートを2本もセーブ。大舞台でPKを“決めて止めて”、同校の全国初勝利を引き寄せたのだ。
 そんな伝説的な活躍を見せたGKが高校卒業後に選んだ進路は「フットサル」だった。