北米MMAの強豪を前に、1つのスリップが命取りに…。これも総合格闘技の残酷な一面といえるだろう。
 1月10日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship「ONE: A NEW TOMORROW」に参戦した高橋遼伍(KRAZY BEE)が、北米MMAの寵児、タン・リーとの戦いで致命傷となるミスを犯して悔しい敗戦を喫した。
 日本随一のローキックを持つ修斗の「壊し屋」高橋。元修斗環太平洋フェザー級王者の高橋は近年国内では負け無し、昨年のONE参戦も含め8連勝と、日本勢が誇る最強の1人だ。代名詞となっている強烈なローは、現在MMAでトレンドとなりつつあるカーフキックで、かなり早い時点から習得して数多のTKOを築いてきた。