大和証券Mリーグ2019・1月16日の第1試合で、セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)が6勝目を獲得した。
この試合の対局者は魚谷、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、EX風林火山・勝又健志(連盟)の並びでスタート。試合は僅差で進み、魚谷は東場にアガリはなく、耐える時間が続く。最初のチャンスは南1局、この日最初のリーチをツモり加点に成功すると、南2局は多井からリーチ・タンヤオ・平和・赤の8000点をアガって頭一つ抜け出した。
追われる立場のオーラスでは、魚谷オリジナルと呼べる手順があった。リャンメンと三面張のイーシャンテンに取れる手組を得た3巡目、門前限定の手役になる平和より、テンパイ効率からは逸れるがクイタンで動ける形にシフト。実際に仕掛けることはなかったが、狙ったソウズの上目を引いてテンパイ、平和の役有りテンパイとなり、これをツモって自ら終局、今期6勝目を獲得した。
これでチームは昨年末からの7連続連対。チームメイト3人が4連勝した後に登場した際にも、「連勝中でしたが、プレッシャーはあまり感じなかったです」と魚谷はしっかり5連勝目のトップを獲得。そして連勝が止まった後も、この日の勝利でさらなるポイントの上乗せに成功した。
この勢い、まさに大海を優雅に泳ぐマーメイド。いい波に乗り切り、チームをさらに上昇させる勝利を引き寄せた。インタビューでは「チームの雰囲気は最高。先日、チームの決起会があったばかりだったので、今日の結果は嬉しいです。」と語り満面の笑顔。これにはファンも「かわいい」「いつも以上に美しい」「ゆーみんえらい」と、コメントが寄せられた。
この試合を解説していたTEAM雷電・萩原聖人(連盟)は、オーラスでの魚谷独自の手順とアガリに驚嘆、ハイライトで試合を振り返る際には「魚谷さんには死角なしですよ」と手放しでこの勝利を称えていた。
【1回戦結果】
1着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)3万7000点/+57.0
2着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)2万3700点/+3.7
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)1万9900点/▲20.1
4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)1万9400点/▲40.6
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







