負けない男、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)が、大和証券Mリーグ2019・1月21日の2回戦でトップを取り、個人6勝目、チーム19勝目を挙げた。
対局者は起家から近藤、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・丸山奏子(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)。
東1局の親番からロケットスタートを決めた。6巡目に先制リーチを放つと、瑞原から追っかけリーチを食らいながらも、リーチ・一発・平和・ドラ2・裏ドラで1万8000点(+供託1000点)をアガって大きなリードを築いた。
だがその後は3人の女流プロ、高宮、瑞原、丸山が次々と大物手を炸裂させる展開となり、近藤は守備を固めながら機を伺っていた。
チャンスが訪れたのは東3局2本場。高宮からの仕掛けを受けながらも、11巡目に3・6・9索待ちのテンパイを入れてリーチを宣言。これをリーチ・一発・東・赤・裏ドラに仕上げて8000点(+600点)を中押し。そしてダメ押しとなったのは南3局。3巡目に仕掛けを入れ、迷うことなくソウズのホンイツに向かって白・發・ホンイツ・赤で8000点を決めると「誠一さん強すぎっす」「大魔神が来た」とファンも沸いた。
解説の渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)も「高く狙うだけなら誰でも出来る。先切りなど狙いを絞ることで、相手の反撃を許さず、後方から一気にまくっている」と近藤の打ち筋を絶賛した。
このトップで個人スコアも再び首位に返り咲き、平均着順「1.85」という脅威の数字を記録した。平均着順に関しては「ちょっと尋常じゃないんで、そのうち下がりますから」と受けとめているが、チームの目標ポイントを聞かれると「+800ぐらい」と公言。セガサミーフェニックスの大黒柱が、さらに突き進む。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)4万400点/+60.4
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万8000点/+18.0
3着 赤坂ドリブンズ・丸山奏子(最高位戦)1万5500点/▲24.5
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)6100点/▲53.9
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【1月21日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +379.6(62/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +275.6(62/90)
3位 TEAM雷電 +70.9(62/90)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +27.4(62/90)
5位 渋谷ABEMAS ▲40.5(62/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲41.8(62/90)
7位 EX風林火山 ▲133.7(62/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲537.5(62/90)
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネル)







