中国で感染が拡大している「新型コロナウイルス」による肺炎で、感染者は580人、死亡者は17人となった。
中国の国家衛生健康委員会は22日、初めて会見を行い、「すでにヒトからヒトへの感染が出ている」「生活エリアで感染する可能性もある」と説明。また、「ウイルスは変異する可能性がある」とした上で、「さらに拡大する恐れがある」と述べた。
新型肺炎の感染者は、中国本土以外にも台湾、日本、韓国、タイで確認され、アメリカでも初めて報告された。アメリカでは、ニューヨークなど3カ所の国際空港で武漢からの渡航者を対象に検疫体制を強化しているが、新たにアトランタとシカゴでも検疫対策を始める。また、武漢からの渡航者の入国はこの5つの空港に制限する。