どの世界でも、第一線で活躍し続けるためには高い意識が必要だ。1月25日、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Saturday~」に生出演した植木通彦が、そんなプロの心構えを説いた。
植木は現役時代、数々の金字塔を打ち立てて生涯賞金22億円超を獲得。現在はアンバサダーとしてボートレースの普及に努め、当番組ではご意見番としてレース展開を解説している。この日は番組指定レース6本をボートレース好きタレント・白河雪菜や女流雀士・東城りおらと観戦。番組指定4レース目の唐津10Rでは3号艇の岡村仁選手がフライングを2本持っていることに言及し、「スタートでハナを切ることはなかなか難しい」と続けた。
フライングを犯すとそれに絡む舟券が全額返還され、当該選手には1回目で30日、2回目で60日、3回目で90日の出場停止と厳しいペナルティが課される。進行アシスタントの同局アナからフライング2本持ちの心境を聞かれると、植木自身は「スタートは行けなかった」とのこと。「ある程度SGに出られるようになってからは、常にフライングを1本持っているつもりで走っていた」とも告白した。
植木曰く、フライングが2本あるとファンに対して「頑張ります」「スタートは行きます」という気持ちでも、「本心的にはそうそう行けない」「タイミングが良くてもダッシュがきかない」というのが本音。「ファンの前で走れないというのは、プロとして悲しいこと」と常に冷静さを保つべく、先の意識を持ち続けたのだそうだ。これには白河や東城らも納得。植木の高いプロ意識に頷き続けた。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)