中国・武漢で発生したとみられる「新型コロナウイルス」による肺炎について、安倍総理は「指定感染症」にする方針を表明した。28日に閣議決定する方針だ。
感染症法に基づく「指定感染症」になれば、患者の強制入院や就業制限、濃厚接触者の調査など厳重な法的措置が可能になり、医療費を公費で負担できるようになる。2003年に中国で流行した「SARS(重症急性呼吸器症候群)」なども指定されている。
また、安倍総理は武漢市からの日本人の退避について「希望者全員を速やかに帰国させる」と改めて表明した。政府関係者によると、武漢への直行便がある全日空(ANA)を軸に調整が進んでおり、早ければ28日にも実施するということだ。