ソフトバンクの部長だった去年2月、社内から不正に機密情報を持ち出したとしてとして逮捕された荒木豊容疑者が27日、送検された。
これまでの調べによると、荒木容疑者は在日ロシア通商代表部の幹部ら2人に機密情報を渡したとみられている。幹部ら2人はスパイ活動をしていた可能性があるという。名前や身分、連絡先を隠して荒木容疑者に接触。都内の飲食店などで繰り返し接待し現金を渡すなどしており、その見返りとして要求したのが、電話の基地局など、通信設備に関する情報だったとみられている。調べに対し荒木容疑者は「小遣いが欲しかった」「スパイかもしれないと思っていた」と供述している。