「持ってる」人々が活躍することで知られる芸能界だが、その力を麻雀で発揮すると、とてつもないことが起こる。トータルテンボス・大村朋宏が1月29日、AbemaTVの麻雀番組「オールスターリーグ2020 Spring」に生出演し、半荘4回戦の中で、役満・国士無双と、リーチ・ドラ10の三倍満という、豪運によるアガリを1日で達成した。
▶映像:なんとドラ10!トータルテンボス・大村朋宏の三倍満(42分ごろ~)
先に出たのは、役満よりも珍しいかもしれない、リーチ・ドラ10というアガリだ。この日の第1試合、東4局でトップ目に立っていた大村は、8筒を暗刻で抱えていると、同卓していた女優・水崎綾女が東を大明カン。すると新ドラの表示牌は7筒で、8筒がドラに化けた。さらに水崎が鳴いていた發に加カンすると、新たな表示牌はまたしても7筒。これで8筒は1つでドラ2つ分、暗刻でドラ6にまで急成長した。
手役がなかった大村はリーチを決断すると、女優の矢野優花からこぼれた6索で出アガリ。この時点で、もともとのドラだった4索を加えて、リーチ・ドラ7だった。ただ、大村の“ドラ劇場”はまだ終わらない。めくられた裏ドラ表示牌のうち、最後の1枚はまたしても7筒。なんと8筒の暗刻が、ドラ9にまで膨張した。
ただでさえ珍しい三倍満だが、リーチ・ドラ10はレア中のレア。大村が「最高の気分です!」と喜ぶと、“助演”を果たした水崎は矢野に「ごめんね!いっぱいドラにしちゃった」と笑顔で謝っていた。
ところが、この日の大村はまだ終わらない。解説をしていたMリーグ・渋谷ABEMASの白鳥翔(連盟)が「三倍満出て、ここから見どころあります?」と心配していたところ、第3試合の南3局で、またも矢野の捨て牌・西で、役満・国士無双を達成。「めちゃうれしい!配牌で結構来ていたし、順調でした」と、さらに喜んだ。
麻雀についてのキャッチフレーズとして「役を作るから『卓上のビッグダディ』と自分でつけた」こともある大村だったが、この日はとんでもない大仕事を果たした。