将棋の藤井聡太七段(17)が1月31日、棋王戦予選で今泉健司四段(46)と午前10時から対局中だ。藤井七段は公式戦で現在9連勝中と絶好調で、本局に勝利すると年度勝利では3年連続の勝率8割に到達する。
実質的なデビュー年度となった2017年度、続く2018年度と2年連続で勝率8割超えを記録していた藤井七段は、今年度トップ棋士との対戦がより増えたこともあってか、一時はこれまでより勝率を下げた時期もあったが、棋力の高さに加え、最近では持ち時間の使い方にも工夫が見え、成績が向上。今年度も39勝10敗で、勝率も.796まで上昇した。全棋士の中でも勝数、勝率では1位に立っている。
棋王戦は、明日2月1日から渡辺明棋王(王将、棋聖、35)と、本田奎五段(22)による五番勝負がスタート。本田五段は、棋王戦初参加でタイトル挑戦まで駆け上がった。藤井七段としては、デビュー時期から考えれば先を越されたことになったが、次期挑戦者となるべく、最初の一歩が本局だ。
持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は藤井七段。戦型は今泉四段が三間飛車を採用した。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)