U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)が、チームのキャプテン小林剛(麻将連合)とのコンビで、Mリーグの解説を初担当した。
試合は大和証券Mリーグ2019・2月4日の1・2回戦。瑞原は勝利者インタビュー時に自戦をスラスラと振り返る時と同じように、解説席でも目の前の対局について的確に説明し、麻雀脳の高さを見せた。河から予測できることや、各選手が置かれた状況を理路整然と解説し、初心者にわかりにくい専門用語が出ると丁寧に説明する場面もあった。
1回戦の東4局1本場では、ダブ東トイツでマンズのホンイツ含みの手牌を鳴かずに育てようとしていたTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)を見て「1万2000点よりもっと先を見ているんですね。私たちとは違う。8000オールみたいな」と仕掛けを主体とするU-NEXT Piratesの戦い方と比較した。
流れやツキを否定して戦うスーパーデジタル雀士の小林との掛け合いも軽妙で、1戦目にトップを取った渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)が2戦目でも軽快にアガリをものにすると「絶好調ですね。絶好調ってありますか?」と小林に尋ねて「点棒来ましたね。点棒が来たことを好調というのなら、好調でいいんじゃないですか」と答えさせ「ロボいじり」「漫才やん」「デジ解説イイね」「なごむ解説やな」と視聴者を楽しませた。
瑞原はもともと対局番組を楽しみにしていた“見る雀”からプロ入りし、今シーズンからMリーガーとなった選手だ。この日の瑞原の解説を聞き、将来Mリーガーを目指そうと夢を抱いた“見る雀”が生まれたかもしれない。【福山純生(雀聖アワー)】
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)






