自らを信じ打ち続ければ、結果はついてくる。大和証券Mリーグ2019・2月14日の第2試合で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)が今期8勝目を獲得した。
この試合の対局者は、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、佐々木、勝又健志(連盟)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)の並びでスタート。
▶中継:KONAMI麻雀格闘倶楽部、3連勝でついに2位浮上!
佐々木は東2局2本場、發を仕掛けて5800点(+600点、供託3000点)の加点に成功。その後、園田にリードを許す展開となるも、南1局に近藤との2軒リーチを制する、リーチ・平和・赤・ドラの8000点をアガリ、園田に迫る。
そして逆転はオーラスに起こった。トップ目の園田は流局でのゲーム終了を目論み、平和をダマテンに構え、なおかつ出た牌を見逃す。その横でドラの中を暗刻にした、赤2枚内蔵の勝負手をテンパイした佐々木は、同じくこれをダマテンに構える。
待ちとなった三・六万はすでに山にはなかったが、テンパイ料を求める勝又が手牌から三万を選び、これで佐々木は跳満のアガリを決め、今期8勝目を獲得した。
山にはない牌での逆転劇に、ファンも騒然。またアガリの瞬間、この試合を解説していた土田浩翔(最高位戦)は「あああ!ウソ!!」と絶叫。思いもよらぬ幕切れに、その後は絶句していた。
チームはこれで3連勝、個人スコアも+102.5ポイントと3ケタの大台に乗せた佐々木は「自分を信じて打てば、プラスになれると思っていました」と今期ここまでの苦戦、そしてシーズン佳境に差し掛かった大事な場面での個人スコア大幅プラスに思いを寄せた。
レギュラーシーズン1位通過もこれで現実味を帯びてきた。「ようやく2位まで来たので、あとは1位を目指して打つのみだと思います」と力強く語ったエースの瞳は自信に満ちたもの。
土田は「寿人は上を見て打つタイプなんで、下の争いにはまるで興味がないですね」と一言。負けず嫌い、勝利を求める佐々木の飽くなき姿勢に同調していた。
1回戦ではチーム最年長の前原が2カ月ぶりの6勝目を挙げており、チームは破竹の勢いで3連勝。残り14試合、首位セガサミーフェニックスとの直接対決は4試合あり、最後まで目が離せない状況が続いて行く。
【2回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)4万7400点/+67.4
2着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)4万3000点/+23.0
3着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)2万800点/▲19.2
4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)▲1万1200点/▲71.2
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月14日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +351.1(76/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +170.5(76/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +106.7(76/90)
4位 渋谷ABEMAS +20.2(76/90)
5位 TEAM雷電 +16.1(76/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲38.1(76/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲218.3(76/90)
8位 EX風林火山 ▲428.2(76/90)
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







