Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、2月17日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は現在チーム3連勝中のKONAMI麻雀格闘倶楽部から出場する高宮まり(連盟)。自身の勝利から始まった連勝を、さらに継続できるか。
昨期はチームメイトの佐々木寿人、前原雄大(ともに連盟)に引っ張られるイメージが強かった高宮だが、今期は先輩・藤崎智(連盟)が加入し4人体制になった中、存在感は抜群。男性3人をも勝るような攻撃的な麻雀で勝利を重ね、ファンからも「頼もしくなってきた」という声が出るまでになった。ふとした仕草やインタビュー時のコメントも注目される人気選手が、今夜も“女神パンチ”を炸裂させるか。
このパンチを食らって下位に沈むわけにいかないのが渋谷ABEMAS。リーグ4位ながら、ポイントは+20.2と、うっかりすればすぐにマイナス域へと転落する。エース多井隆晴(RMU)でしっかりとポイントを積み上げ、安全地帯に入れれば、残り試合が少なくなったレギュラーシーズンで、チームメイトの精神的負担も軽くなる。
踏ん張りたいのは、リーグ5位のTEAM雷電とて同じこと。こちらもプラスとはいえ、全く安心できるポイントでもない。瀬戸熊直樹(連盟)がここで掴み取る勝利は、シーズン序盤のものとはまるで意味合いが異なってくるはずだ。
必死に逃げる上位陣を、とにかく引きずり下ろしたい赤坂ドリブンズからは、園田賢(最高位戦)が出場する。数字の上では、渋谷ABEMASまたはTEAM雷電と2試合連続で大きなトップラスを決められれば、今日中にも6位浮上の可能性がある。最終盤では、できることも限られてくるだけに、今のうちにセミファイナル進出争いに、本格的に首を突っ込めるか。
【2月17日1回戦】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人29位 ▲258.1
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟) 個人13位 +0.7
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU) 個人12位 +37.1
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人10位 +101.6
【2月15日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +363.2(78/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +170.5(76/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +56.8(78/90)
4位 渋谷ABEMAS +20.2(76/90)
5位 TEAM雷電U-NEXT Pirates +16.1(76/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲31.3(78/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲218.3(76/90)
8位 EX風林火山 ▲397.2(78/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。