2月16日に放送された歌番組の対応がSNSで議論を呼んでいる。
TBSで放送された歌番組で出演者が槇原敬之容疑者の「もう恋なんてしない」を熱唱。同番組では通常は曲名・歌手名・リリース年がテロップで表示されるところ、同曲は歌手名が表示されなかった。
このことがSNSで話題となり、「マッキーの名前出なかったね」「カットしなくてよかったと思う」「歌流れた時ぐっときた 作品に罪はない」「何年経って聴いてもやっぱり素晴らしいな これからも聴き続けたい」など様々な意見があがった。
コメンテーターの明星大学准教授で臨床心理士の藤井靖氏は「最近よく“作品に罪はない論”が出ますが、僕はどちらかというと作品は罪を背負うんじゃないかなと思っています。見る人からは『え、あの人捕まったよね』というのが頭に浮かんでしまうので、それが作品を汚してしまう場合もあるのではないか」とコメント。
「被害者の有無はかなり大事なことかなと思う」とキャスターを務めるフリーアナウンサーの柴田阿弥が言うように、罪を犯した場合の活動や楽曲使用の自粛などについて、被害者の有無や刑の軽重などが関係してくるという意見もあるが、藤井氏は「被害者がいるかいないかだけじゃなく、どこからがいい、悪いというように罪っていうのは切り分けられないじゃないですか。『罪は罪』だと思いますし」と、自粛するかしないかという基準を明確に決めることの難しさを指摘した。
「柴田さんが前に番組で仰っていてように、『(テレビのように)意図せずにみんなが見てしまうもの』については、自粛せざるを得ない部分もあるのかなと思います」テレビがマスメディアである以上、自粛もやむなしという意見を述べた。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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