大和証券Mリーグ2019・2月17日の2回戦で、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)が7試合連続連対を決める個人8勝目、チーム18勝目を挙げた。
対局者は起家からTEAM雷電・黒沢咲(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)、村上、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。
開局早々、“リーチ超人”と称される村上の「リーチ!」という明瞭な発声がこだました。東1局、3巡目に先制リーチを放ってリーチ・ツモ・平和で2700点を決めると、続く東2局でも6巡目に先制リーチ。これをリーチ・一発・ツモ・平和・赤・ドラで1万2000点に仕上げ、主導権を握った。
リーチ超人の躍動ぶりには「常に全力って感じで好き」とファンも喝采。その後は鉄壁の守備力を披露し、終始トップを守り切った。「最初にアガった2回以外は、ずっと一生懸命オリていただけ」と謙遜するが、このトップで7試合連続連対を記録。個人スコアを+348.3ポイントにまで積み上げ、首位を快走するセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)に詰め寄った。
昨期はレギュラーシーズンで不調を極め、一時は出場を見送られる屈辱も味わった村上だが、今期はチームの中で孤軍奮闘。この日の1回戦では、箱ラスとなり個人29人中最下位で▲323.8に沈んでいるチームメイトの園田賢(最高位戦)とは、全く対称的な数字になっている。「やることやって結果がついてこないのはしょうがない。園田さんが恵まれていない分、僕に来ている。去年は僕が助けてもらっていた立場なんで」と昨シーズン苦しんだ分まで活躍し、セミファイナル進出に向けて諦めずに戦っていく覚悟だ。
7位に位置している赤坂ドリブンズは、ボーダーラインとなる6位のU-NEXT Piratesまでは199.4ポイント差。マイナス500ポイント台から4連勝で一気に最下位を脱出してきた底力を秘めているだけに「1ポイントでも得なことを積み重ねる」とレギュラーシーズン残り12試合を全力で駆け抜ける。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)3万3300点/+53.3
2着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)2万7600点/+7.6
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)2万2000点/▲18.0
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)1万7100点/▲42.9
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月17日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +363.2(78/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +122.5(78/90)
3位 TEAM雷電 +101.9(78/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +56.8(78/90)
5位 渋谷ABEMAS ▲5.2(78/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲31.3(78/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲230.7(78/90)
8位 EX風林火山 ▲397.2(78/90)
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







