Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、2月28日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、なんといってもリーグ6位のU-NEXT Piratesと、同7位の赤坂ドリブンズによる直接対決。6位までがセミファイナル進出を果たすだけに、長期リーグ戦の中でも絶対に負けられない一日だ。
残り試合は、全8チームとも6試合。そのうちU-NEXT Piratesと赤坂ドリブンズが同卓するのは今日も含めて4試合だ。両チームの差は61.3。トップから+50、+10、-10、-30という順位点がつくルールだけに、U-NEXT Piratesが3着、赤坂ドリブンズがトップになると、その時点でほぼ並ぶ。昨日の1戦目終了時点でも肉薄しただけに、両チームについては1試合ごとにその差を正確に確認する必要が出てきた。オーラスともなれば、自分がアガるだけではない第2、第3の選択も短い時間で考えなくてはいけない。
5位のKADOKAWAサクラナイツにしても、今日の試合の結果いかんでは、他人事ではない。マイナス域に引きずり込まれれば、直接対決2連戦でひっくり返る差しかない。1つでも順位を上げれば、飛躍的にセミファイナル進出の可能性が高まるだけに、攻める姿勢は貫きたい。
2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、2戦連続箱ラスなど、大ケガだけしなければいい状況。チームカラーは超攻撃的な麻雀だが、残り6戦という局地では、さすがに守備重視の戦い方にもなるかもしれない。チームポイントと残り試合の様子を見ながら、2戦目以降もどんな選手を起用するのか注目だ。
【2月28日1回戦】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会) 個人18位 ▲70.7
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人4位 +216.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟) 個人13位 ▲29.3
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人5位 +197.0
【2月27日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +482.7(84/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +98.1(84/90)
3位 TEAM雷電 +59.0(84/90)
4位 渋谷ABEMAS +46.8(84/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +6.6(84/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲88.3(84/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲149.6(84/90)
8位 EX風林火山 ▲475.3(84/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。







