地元で唯一決勝を決めた三谷竜生「1着取らなきゃなと」／奈良・春日賞争覇戦

＜奈良競輪場：春日賞争覇戦＞◇G3◇10R S級準決勝◇29日
　地元のエース・三谷竜生（奈良）が圧倒的人気となった最初の準決勝。先行を選んだ中井俊亮（奈良）が打鐘で一気に飛び出すと、レースをリード。最終バックストレッチで竹内雄作（岐阜）が勝負をかけると、牽制する形で三谷が番手捲りを決め、地元の意地で決勝の切符を掴んだ。
▶映像：2018年賞金王・三谷竜生が貫禄の決勝進出
　地元で唯一の決勝に進んだ三谷は、「（先行の中井俊亮は）竹内（雄作）くん相手にすごいレースをしてくれた。俊（亮）が（前に）出てからは余裕があったので援護しようと思ったけど、後ろ（竹内雄作）のスピードもあったので、前に出させてもらった。自分が思ったより早い仕掛けだったけど、それぐらい俊の気持ちが強いのかなと思ったので、1着取らなきゃなと思った」と、展開を作ってくれた中井俊亮へ感謝の言葉を贈った。