将棋の棋王戦五番勝負第3局が3月1日、新潟県新潟市の新潟グランドホテルで行われ、渡辺明棋王（王将、棋聖、35）と本田奎五段（22）が午前9時から対局を開始した。対戦成績は1勝1敗で、本局の勝者が棋王のタイトルに王手をかける。
渡辺棋王は王将、棋聖と合わせて、現在最多の三冠を保持。棋王のタイトルは初めて獲得した2012年度以来、一度の手放すことなく7連覇中だ。通算タイトル数も23期を誇り、将棋史に名を刻んでいる名棋士だ。
本田五段は2018年10月に四段昇段を果たした新鋭。実質的なデビュー年度で、いきなりタイトル挑戦まで駆け上がった。四段昇段から初挑戦までは、史上2番目のスピード記録だ。
両者の対戦は、この棋王戦五番勝負が初めてで、第1局は渡辺棋王が貫禄を見せたが、第2局は本田五段が初タイトルに向けて大きな1勝を挙げた。
持ち時間は各4時間で、先手は渡辺棋王。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
