松谷秀幸(神奈川)が鮮やかな差しで、自身3度目の記念優勝を飾った。
打鐘が鳴り、優勝候補の平原康多(埼玉)が捲りに行くと見せかけて内に潜り込むというトリッキーな走りで先頭へ。松谷はその後に続くことができたものの萩原孝之(静岡)、伊勢崎彰大(千葉)はラインからちぎれる形に。ゴール直前、松谷が差しを決め春日賞争覇戦を初制覇した。
2着には平原が残り2車複では1番人気だったものの、3着には人気を落としていた小倉竜二(徳島)が入ったこともあり、3連単は32番人気の3-2-9。1万190円の万車券となった。
優勝候補の平原を押さえて優勝した松谷は、「平原くんが先行してくれたおかげ。外に行けないと判断して内に行った走りは、すごく勉強になります。平原くんも残ってくれて、(ラインで)ワンツーできて良かった。平原くんには感謝しかない」と、ラインで先行を務めた平原を絶賛。
また「ゴールした時は……優勝してしまったという感じでした(笑)。師匠(佐々木龍也)には、レース前に結果にこだわってこいと言われていたので、良い報告ができます。これからも1つ1つ頑張ります」と、意外な心境も語った。
(AbemaTV/競輪チャンネルより)