先日、ブックオフでおもしろいマンガを買った。タイトルは「二輪乃書 ギャンブルレーサー」。作者は田中誠さん。この競輪マンガは実に興味深く、そしておもしろい。
表紙を飾っているのは主人公である関優勝というベテラン競輪選手だ。こいつが、えげつないほど金に汚い。そして、この男の息子もまた競輪選手なのだが、彼の経歴は優秀だ。
高校時代に夏の甲子園に二度も出場した高校球児。卒業時にはドラフト1位候補のスター選手だったのが、プロ野球入団を蹴って競輪学校へ入学した。1巻はこの息子が競輪デビューする話なのだが、彼はその身体能力をフルにいかして、すこぶる優秀である。
このマンガを読んで確信した。ルーキーは、誰しもがS級への特進を目指して頑張っているし、それを仲間も願っている。
というわけで、新たに競輪の教科書という力強い味方を得て、ハギのスマホで競輪チャレンジ、2月の1発目は、佐世保で開催されたミッドナイト競輪に勝負をかけた。それも予選を勝ち抜けてきた猛者のあつまる最終日、決勝である。
このマンガが連載されていたのは、2002年から2006年までと古い。調べてみれば、A級チャレンジが始まったのは2008年とのことで、残念ながらこのマンガには登場しない。とはいえ、S級特進へかけるルーキーの心情にかわりはないはず。
この日のA級チャレンジ決勝では、115期が1番車から5番車まで並んだ。ここから1着、2着、3着が決まると、わたしは確信している。
だからといって、BOXですべてを買うと、1番人気(19.6倍)から128番人気(612.9倍)人気まで60通りもある。すべて100ポイント車券を買ったとすれば、しめて6000円。
月間の上限額を1万ポイントとしているのが、「ハギのスマホで競輪チャレンジ」の基本ルールだ。そして、今回は月初の1発目。
資金なら豊富にある!
願いが叶って、128番人気がくれば6万1290円だ。しかし、1番人気がくれば、マイナス4040円。もちろん的中しないリスクもある。
悩むところだ。
しかも、競争得点トップの選手が、ここに含まれていない。1番・天野純平選手とラインを組むのが、地元長崎の7番・山口龍也選手で、彼が競争得点ではトップなのだ。とすれば、ここも押さえておきたい。
ということで、1番?5番、プラス6番までBOXで買うと、120通りもある。これではオール100ポイントでも予算オーバーだ。
そこで悩みに悩んで、2段ロケットにすることにした。まず気になる、1-7を2車単で買う。「1-7」「7-1」と。そして問題の3連単だ。
ここからはレース終了後に結果を振り返った“感想戦”である。
バカなわたしはここで躊躇してしまった。2番から5番まで、4車をBOXで買えば24通り。これをこのまま買っておけば……と、後悔しきりだ。
少しの金をケチったわたしは、AI予想屋が無印としていた、4番・土田栄二選手を外して、2番、3番、5番でBOXを買ってしまったのだ。
しかし、結果は2-4-5。
直近4カ月の三連対率100%の2番・板垣昴がトップでゴールを切った。これは買えない車券ではなかった。板垣選手は頭が一つ抜けている。とすれば、彼とラインを組む、4番・土田栄二選手を抑えておくのは王道だ。
そもそも、予想の柱として、「115期が1番車から5番車まで並んだ。ここから1着、2着、3着が決まると、わたしは確信している」と思っていたのだから。
2段ロケットに決めたのなら、シンプルに2番から5番までのBOXを買うべきなのだ。過去の連載でも書いたが、まさに「直感は過たない。過つのは判断である」だ。初心に帰ろう。
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2/6 F2 佐世保(ミッドナイト競輪)最終日
7R【外れ】
■購入車券
【3連単】
2-3-5(24.0倍)300pt
2-5-3(31.1倍)300pt
3-2-5(18.0倍)300pt
3-5-2(24.7倍)300pt
5-2-3(28.9倍)300pt
5-3-2(27.8倍)300pt
■購入車券
【2車単】
7-1(11.7倍)100pt
1-7(14.2倍)200pt
■結果
【3連単】
2-4-3 5,180円(15番人気)
【2車単】
2-4 1,740円(9番人気)
■この日の収支
-2100pt