レギュラーシーズン最終戦となった大和証券Mリーグ2019・3月9日の2回戦で、セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)が個人4勝目、チーム25勝目を挙げた。このトップにより、セガサミーフェニックスはチーム首位通過に加え、個人スコア&最高スコアは魚谷侑未(連盟)、4着回避率は近藤誠一(最高位戦)と個人賞も総ナメするレギュラーシーズン完全制覇となった。
対局者は起家からEX風林火山・勝又健志(連盟)、和久津、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。
東1局1本場、和久津はリーチ・ツモ・タンヤオ・平和・イーペーコー・赤・裏ドラで1万2000点(+300点)をアガってリードを築くと、東3局1本場では速攻仕掛けで3900点の加点に成功。南場に入っても、最終戦という重圧に耐えながら攻守のバランスを保ち、トップを取り切った。
昨期レギュラーシーズンで敗退したセガサミーフェニックスは、魚谷が悲願の開幕戦トップを飾ると、近藤も今期リーグ初となる役満・大三元を決める等、明るいニュースが続いた。しかし順風満帆というわけではなかった。2019年12月19日の時点では7位にまで後退していたが、12月20日に茅森早香(最高位戦)と和久津で1日2勝を挙げると、年をまたいでリーグ史上初となるチーム5連勝を記録。そこから魚谷は2月27日に記録した9万4400点の最高記録を含む10試合連続連対と2度の役満を決め、近藤は連続ラス回避試合を23試合にまで伸ばし、1月13日から34試合、首位の座を守り抜いた。
攻撃力の増強とチームワークの強化をはかるため、今シーズンからチームに加わった和久津も「自分らしく打てるようになってきた」と、徐々に本来のバランスを取り戻しつつあり、魚谷の個人二冠、近藤のラス回避率トップというこれ以上ない成績で、4選手はチーム一丸となってセミファイナル、さらに初優勝に向けて突き進んでいく。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)3万6900点/+56.9
2着 EX風林火山・勝又健志(連盟)2万2400点/+2.4
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万1900点/▲18.1
4着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)1万8800点/▲41.2
【3月9日/レギュラーシーズン終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +495.5(90/90)
2位 渋谷ABEMAS +273.9(90/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +195.0(90/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +48.4(90/90)
5位 TEAM雷電 ▲80.1(90/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲202.3(90/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲276.3(90/90)
8位 EX風林火山 ▲474.1(90/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







