そんな言葉を聞くこともあるほど、日本のサービス業において客は丁重に扱われる。ある人気ファーストフード店で有名になった「スマイル0円」という言葉が、一つの象徴といえる。しかし、サービス業界の笑顔には隠された“裏”の顔も存在する。各業界に存在するといわれる「隠語」がいい例だ。そこで実際に使われている隠語の数々を紹介する。
「カーゴ」
航空業界でしばしば使われるというこの隠語は、エコノミークラスを利用するパックツアーの客のこと。「荷物並みの料金で利用する」という意味が転じてこのようになったという。
「おばけ」
ホテル業界で使用される隠語で、予約をしていないのにふらりと現れる客のこと。
「川中様」
「買わなかった」をもじって“万引き客”を指す隠語として、百貨店業界で使われることがあるという。
「ごみ収集」
短距離客しか捕まらないことをタクシー業界ではこのように言い、さらに「トゥエンティ」という隠語もあり、これは「8+9+3=20」でやくざ風の客のことを意味するのだとか。
すると「SPA!」副編集長の田辺健二氏が「自転車を漕ぐ」という隠語を披露。これは薬物の売人の間でコカインを指す隠語で、俳優のチャーリー・シーンがコカイン好きという話から、“チャーリー”が転じてそのようになったということだ。
この話を聞いたお笑いタレントの千原ジュニアは「横浜に行ってくる」と話すと、これは横浜の市外局番「045」をもじって「おしっこに行ってくる」という意味でつかわれると説明した。これにはお笑いコンビ・FUJIWARAのフジモンが「本当に横浜に行く場合はどうすれば?」とツッコんだが、千原ジュニアは「横浜でおしっこに行くこともある」と答えるにとどめた。
元大王製紙会長の井川意高氏は「ムキムキ」という刑務所で使われている隠語を披露。その意味について井川氏は「無期懲役で服役するも仮釈放になった人が、その間に何かをしでかし、再び無期懲役になること。無期懲役が2回でムキムキという」と話すと、「ムキムキという言葉からマッチョの服役囚を想像していたところ、ヨボヨボのおじいさんだった」と続けて笑いを誘っていた。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』)
【映像】サービス業「隠語」の数々(12分頃~)
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