「目玉焼きはソース派か醤油派か」「唐揚げにレモンをかけるかかけないか」など、食べ物の好みは人それぞれだが、先日「シチュー」についての論争がTwitterで再燃した。
あるTwitterユーザーが「これを良しとしてくれる人じゃないと結婚できない男」とクリームシチューをご飯にかけた画像を投稿すると、約3万件のリツイートと14万件を超える「いいね」が集まった。
「ごめん、私には無理」「俺はどうしても『シチューはロールパン』派」「そもそもシチューは単独です!」と“かけない派”からの返信も多かったが、「ドリアがありなら全然ありでしょ」「昔から無意識にやってたよ…」「むしろかけて食べたいんだけど」「結婚してかみさんが作ったのはすでにご飯に盛ってあった」など、投稿者への返信では“かける派”がかなり優勢のようだった。
コメンテーターの東京工業大学准教授で社会学者の西田亮介氏は「僕も(かけてあるのが)無理で、フランスパンなどのパンがいいですね」と“かけない派”で、キャスターを務めるフリーアナウンサーの柴田阿弥は「私は完成した段階がこれ(ご飯にシチューがかかっている状態)なんです」は“かける派”と、スタジオでも意見が分かれた。
ハウス食品が2016年に行ったインターネット調査では、“かける派”は42%で“かけない(わける)派”が58%と、“かけない派”が多数という結果になっており、都道府県別のデータだと、“かける派”が多いのは10県で、“かけない派”が多いのが37都道府県となっている。
このように食べ方が地域ごとに違うことについてハウス食品は「クリームシチューは戦後に学校給食を通じて広まった家庭料理で、外食よりも家庭で食べる機会が多いことから各地域で独自の食べ方が進みガラパゴス化してきた料理といえるのではないか」と推察している。
他人に理解されない食のこだわりについて柴田は「シチューをかけるよりも『え!?』って言われるんですが、食事の合間にデザートを食べます。焼肉を食べている合間に急にプリンを食べたりとか……。他人にはあまり理解されないので、人前ではやらないようにしています」と独自のこだわりを告白した。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)







