▶映像:魔王・佐々木寿人のみなぎる力強さ セミファイナル初勝利もまだまだ
この対局は起家からKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)、佐々木、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)の並びでスタート。
序盤から攻撃的な手組み、仕掛けにリーチといつも通りの多彩な攻めを見せた佐々木は、東場を終えた時点でトップ目。その後も一人テンパイでの収入や相手の勝負手を潰す効果的なリーチでオーラスを迎えると、最後はお家芸ともいえる染め仕掛けで自ら決着を付けに前へ出る。
決まり手はホンイツ・西・赤の8000点のツモアガリとなり、これでチームにセミファイナル初勝利をもたらした。
ここまでサクラナイツ、パイレーツがそれぞれ2連勝と好調の中で、全16試合と超短期決戦を踏まえて佐々木は最初からアクセル全開、ストレートにテンパイを組み続けた。その勢い、まさに“魔王降臨”とばかりに、ライバルが起こそうとする波を吹き飛ばすような力強さがみなぎる、価値ある勝利を挙げた。
打牌に迷いがなく、対局スピードが早いのが持ち味の佐々木。この日は序盤からリードを築きながら終了までに1時間半ほどかかったのがお気に召さなかったのか、「長引いてしまいましたね、もうちょっと早く終わらせる展開にしないと」と試合を振り返り、トップを取ってもまだまだ物足りないという様子も見せた。
まだ1勝、されどファイナルへ向けて大きなトップを獲得してもなおひと息つくこともなく、貪欲に内容と結果を求めるあたりに “魔王”の恐ろしさが垣間見えた。これにはファンも「さすが魔王」「言うことすげーな」と驚嘆。またメリハリが効きスピーディーな戦いぶりには「やっぱり寿人の麻雀は見ていて気持ちいい」との声も上がっていた。
インタビューの最後に佐々木は「16戦というのはあっという間なので、序盤につまずきたくないという思いでやっていたので、このトップは大きいと思います」と語り、今後に向けて好調をアピールした。
【1回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)4万7200点/+67.2
2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)2万5200点/+5.2
3着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)2万700点/▲19.3
4着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)6900点/▲53.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







