まさに役者、男前。Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナル・3月20日の第1試合の登場シーンにおいて、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)が見せた突然の丸刈りスタイルに、ファンが大いに沸いた。
萩原は丸刈りのヘアスタイルで登場すると、舌を大きく出しておどけたような表情、そしていつもの「雷電の麻雀は面白いんです!」の際の決めポーズを見せて卓へ向かった。コメントは「うわーボウズでもかっこいい」「かっけえ!!」大賑わい。
また髪型だけでなく、引き締まったボディーには「細い!」「逆三角形」と、鍛え抜かれた体も注目を集めていた。この日の麻雀の結果は3着だったものの、存在感や目立つ度合いでいえば、この試合は完全に萩原が主役だった。
これまでに萩原はフェイスペイントなど、Mリーグを盛り上げようと麻雀だけでなく「ファンの視線」を意識し、常に見られること、ファンを楽しませることに注力してきた。また、自らの麻雀観を赤裸々に投稿、それが物議を醸したことも。しかしどんな行動も、「リーグを盛り上げたい」「何もしないでいつまでも注目してもらえるわけがない」という萩原の責任感あってのものだ。
そこまで志高く対局へ臨んでいても、結果は水物。今期の萩原は、レギュラーシーズン個人27位という不本意な成績に終わっており、その心中は察するに余りある。セミファイナルで汚名返上を期すため、萩原はあえて丸刈りで登場、迫力十分の戦いを見せた。
また、登場シーンだけでなく、「今日はハギーの丸刈りが見られたことが収穫」「ハギーめちゃくちゃ坊主似合うな、かっけえわ」と番組後半まで萩原の丸刈りへのコメントは続いていた。
まさにこれが「闘牌」と表現できる萩原の戦いぶりに、ファンは心を奪われた。この日終了時点でチームはセミファイナル最下位に沈むも、丸刈りの萩原から伝わる本気度に、ここからの浮上をファンは信じている。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)