Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナル・3月23日の2回戦で、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が個人2勝目、チーム4勝目を挙げた。
対局者は起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、内川、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)。
全16戦というスプリント勝負となるセミファイナル初日。内川と沢崎誠(連盟)で連勝したKADOKAWAサクラナイツは、3月21日には沢崎が2勝目を挙げ、チームはこの日まで6戦ラス無しで+92.4ポイントを叩き出していた。この日の1回戦、2着フィニッシュだった沢崎からバトンを受け取った内川は「チームは好調の波に乗っている。この勢いをそのまま継続してトップを目指す」と対局に臨んだ。
東3局1本場、内川は親番で13巡目に七対子3筒待ちテンパイを入れた。藤崎の役満・国士無双の気配を感じていたため、ヤミテンに構えた次巡、ドラ北をツモって来たところでドラ待ちリーチで勝負に出た。これを見事ツモって、リーチ・ツモ・七対子・ドラ2で1万8000点(+300点、供託2000点)に仕上げ、大きなリードを築いた。
南2局では石橋と藤崎からの仕掛けを受けつつも、親番・近藤からのリーチを警戒する繊細な手順を見せた。内川は近藤からリーチを受けても近藤の現物でしのぎながらテンパイを入れ、タンヤオ・イーペーコーで2600点(+供託1000点)を近藤から打ち取り、そのままトップでフィニッシュした。
勝利者インタビューでは「1日1勝を目標に、それが実行出来ている」と満面の笑顔を見せると「内川最強」「内川うまかったな」「サクラフィーバー」「サクラ来てるな」とファンも喜んだ。
試合後、南3局の親番で2軒リーチを受けてオリた場面を振り返り「沢崎さんなら行ったかもしれないので、後で聞いてみようと思う」と勝って兜の緒を締める真摯な姿勢には「内川は内川の麻雀をすればいい」とファンからも応援コメントがあふれた。
サポーターからの声援も日に日に大きくなってきている桜の季節。ファンからの応援を“桜援”(おうえん)とし、ますますサクラが咲き誇ってきた。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)4万2100点/+62.1
2着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)2万3800点/+3.8
3着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)1万9000点/▲21.0
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)1万5100点/▲44.9
【3月23日終了時点】
1位 セガサミーフェニックス +233.1(8/16)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +193.7(8/16)
3位 渋谷ABEMAS +69.6(8/16)
4位 U-NEXT Pirates +27.6(8/16)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲3.6(8/16)
6位 TEAM雷電 ▲155.0(8/16)
※レギュラーシーズン成績から1/2を持ち越し
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







