Mリーグ29選手のうち、女性選手は10人。その中でも一際異彩を放っているのがセガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)だ。個性的で奇抜なルックス、特に日焼けサロンでこんがり焼いたその姿は、屋内で行われる頭脳スポーツ・麻雀とは、まるでかけ離れたものだ。それでもファンを魅了し「麻雀の側面」を伝えようとする和久津を支持するファンは年々増えている。麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」では、存在感抜群の和久津に密着、ストイックすぎる私生活が明らかになった。
一時は大量にいたギャルも、巷で見かけなくなって久しいが、和久津は42歳にして現役バリバリのギャル。「今日はオフなんで」と、シーズンの佳境に入ったMリーグに向けてエクステではチームカラーを編み込んだ。さらに、普段から通う日焼けサロンでは、和久津いわく都内に1台しかないという最強マシンに入り、日焼けっぷりに磨きをかけた。
ここまでなら、かつていたギャルでもやっていたかもしれないが、プロ雀士である和久津はここからが違う。寝る前に行う筋トレは、腹筋で左右合わせてなんと500回。毎日1時間以上かけて行い、スタイルキープに成功している。その他、日課にしているのは以下の7項目だ。
1.歯磨きは1日4~5回
2.お風呂は1日3回入る
3.朝は常温の野菜ジュースにオリーブオイルを入れて飲む
4.暇さえあればストレッチ&マッサージ
5.ご飯を食べる前に粉末寒天を飲む
6.寝る前にオイルマッサージ
7.床に座る
プロ雀士でありながら、どうしてここまで見た目にこだわるのか。「麻雀プロってハッキリ言って地味じゃないですか。スーツ着ていても代わり映えしないし、何よりも見てもらいたい。多くの人の目に留まりたい」と、課題と目的を明確にした。プロとして目立たずひっそりやっていてはダメ、目立つためには当然見た目を鍛えないとダメ。雀力を向上することと同じレベルで、見られるための努力は惜しまない。
男性のイメージが強い麻雀も、最近ではかなり女性ファンも増えた。和久津をきっかけに麻雀を始める女子も増えたのは間違いないところ。「女の人ってブリっ子の女の子が嫌いなんで、結構強め女子がいいんじゃないかな」と、自分のキャラクター・立ち位置もしっかり把握している。「麻雀の側面の方を私はお手伝いできたらなと思っています」。多くのプロ雀士がその一打に魂を込めるように、和久津はその一打を放つ者のビジュアルでもファンをさらに増やそうとしている。
番組内でVTRを見ていた麻雀好きの乃木坂46・中田花奈は「たくさん自分磨きをしているのを見て、私は全然していないなと。乃木坂のために頑張らなきゃ!」とコメント。また、麻雀ドラマに出演歴がある武田玲奈も「いろんな麻雀に対する愛の形があるんだなと思いました。あのストイックさは勉強したいです」と、同じ女性として共感する部分も大きい様子だった。
(AbemaTV/『熱闘!Mリーグ』より)