日本政府は16日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言の対象をこれまでの7都府県から全国に広げた。外出自粛を受け、一日を家で過ごす人も増えている。
そんな中、TwitterをはじめとするSNSではハッシュタグ「#おうち時間」「#おうちカフェ」が話題に。お菓子・パン作り専門通販サイト「cotta(コッタ)」では、4月22日11時頃から家庭向け手作りパンキット「1時間で完成!魔法のチョコちぎりパン」を1万世帯に無料配布(※送料500円は購入者が負担)することを決めた。
パンキット「1時間で完成!魔法のチョコちぎりパン」の中には強力粉(国産小麦)やドライイースト、チョコチップ、フリーザーバッグ、耐熱性の焼き型、レシピなどが付属。作り方は、まずフリーザーバッグを使って生地を作り、チョコチップを入れる。丸めた生地を焼き型に入れて焼けば完成だ。cotta公式YouTubeチャンネルでも動画で作り方が紹介されていて、「これなら子供でも簡単にできる」と話題になっている。
cottaの取り組みについて、ABEMA『けやきヒルズ』コメンテーターの東京工業大学准教授・西田亮介氏は「今、薄力粉や強力粉も品薄になって、手に入らないことがある。これを1万世帯に配布するのはすごいこと」とコメント。しかし、強力粉などが手に入りづらい中、なぜ今「手作りパンキット」の無料提供を決めたのか。
cotta担当者に話を聞いてみた「親子で“おうち時間”楽しんで」
cotta担当者に話を聞くと「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、卸先のお菓子・パン販売店などが営業自粛傾向で、業務用食材などに過剰在庫が発生してしまった」と経緯を明かす。そこで、過剰在庫を家庭向けに再パッケージし、有効活用できるパンキットの無料配布を決めたという。「少しでも多くの皆さまに充実した“おうち時間”を過ごしてもらいたい。パン作りを通して親子で“おうち時間”を楽しんでください」とコメントを寄せた。
なお、cotta担当者によると「製菓材料などの売り上げは例年4月の3倍」で、「ラッピング資材など2月のバレンタイン前が一番売れるのですが、4月はそれを上回っています」と、“おうち時間”が増えたことで例年以上の売り上げを記録しているという。
「手作りパンキット」の企画は今後も続けていく予定で、今回のキャンペーンでは送料500円(税抜)の負担だけで、1万世帯に無料で配布される。
(ABEMA/『けやきヒルズ』より)
▶︎動画:耐熱性の容器も! パンキット「1時間で完成!魔法のチョコちぎりパン」付属品一覧
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