<武雄競輪場:大楠賞争奪戦>◇G3◇10R S級二予A◇24日
今年3Vの松浦悠士(広島)に人気が集まったこのレース。高橋築(東京)が早い仕掛けで先頭に立ち、レースをリード。最終周回6番手から捲ってきた松浦の動きを見て、野原雅也(福井)がラインをちぎる形で松浦の前へ。野原の番手の形になった松浦を、高橋の後ろについていた小林大介(群馬)がけん制しながら松浦の後ろへ……と、ラインが入り乱れる結果に。
そんな混戦の中、最後の直線で差し切り松浦が人気に応えた。松浦の後ろにつける形になった小林が2着に。レースを作った野原も3着に残ったことで、人気の松浦が1着ながら、3連単は81番人気の2-5-3。3万8850円と高配当となった。
準決勝進出を決めた松浦は、「自分の中では納得はいっていないけど、展開が向いて1着取れました。昨日のほうが感触は良かった。(捲りに)行ったら、野原くんに合わせられてしまった。(優勝したG2)ウイナーズ(カップ)よりは調子は良いけど、昨日よりは良くないですね(苦笑)。しっかり悪いところは直して、準決勝、最終日までに仕上げるようにはしています。本当は自力を出して、人気に応えたかった。明日、明後日もみなさんの前に出られるように精一杯頑張ります」と、レース展開には納得していない様子だった。