「いやいや、時間ないって!」残り1秒でも優雅過ぎるイケメン棋士に周囲がハラハラしっぱなし/将棋・AbemaTVトーナメント
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 将棋の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の予選Bリーグ、チーム天彦VSチーム稲葉が5月2日に放送され、中堅戦で斎藤慎太郎八段(27)が、山崎隆之八段(39)との三番勝負で2連勝、+2ポイントを獲得した。タイトル経験もあるイケメン棋士として知られる斎藤八段が初の超早指しに挑戦ということで、その戦いぶりが注目されていたが、対局の内容よりも優雅すぎるその指しぶりに周囲はヒヤヒヤの連続になった。

▶映像:時間切れ寸前 緊迫の連続

 今回のルールは持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算という独特なもの。最終盤には10秒足らずで次々と指し、チェスクロックを止めるという繰り返しが必要になる。斎藤八段は序盤、中盤と比較的しっかり時間を使うと終盤に入るころには、早くも持ち時間が残りわずかに。時間が残り10秒を切ってもなかなか指さない様子に、解説をしていた深浦康市九段(48)は「このルールは優雅に指していると危ないですよ」と指摘。さらに4秒、3秒と減ってもまだ指さないため「いやいや、時間ないって!斎藤君!斎藤君!」と大慌てになった。

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 さらに残り1秒でギリギリ指した場面では、聞き手を務めていた本田小百合女流三段(41)とともに「はぁ!」「ハラハラしますね…」と声を揃えると、本田女流三段も思わず「斎藤八段の持ち時間を気にしすぎて局面どころじゃなかったですね」と口にした。 解説・聞き手が大慌てする状況は、視聴者によるコメントにも反映。「解説が焦ってる」「こわいこわい」「はじめて時間切れ負けあるぞ」と、ハラハラ感まで伝わった。

 なお、対局は2局とも形勢が大きく二転三転する大熱戦の中、斎藤八段が連勝。「内容的にはハラハラする2局だったと思う」と語ったが、本人以上に周囲が時間でハラハラしたという、超早指しならではの出来事になった。

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◆第3回AbemaTVトーナメント

 持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。

◆出場チーム&リーダー

 豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)

ABEMA/将棋チャンネル)

▶映像:時間切れ寸前 緊迫の連続

ハラハラの中で2連勝
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