無観客でもZERO1は熱かった。
 5月3日に放送されたプロレスリングZERO1初の無観客試合は、メインの世界ヘビー級選手権でクリス・ヴァイスが佐藤耕平からベルトを奪取、またライバル関係だったSUGIとRAICHOのタッグを結成するなどビッグマッチ級の内容となった。
 久々の試合。観客がいなくても視聴者としてファンは待っている。そう思えばレスラーたちが燃えないわけがない。
 セミファイナルにはZERO1の“顔”、団体の熱さの象徴である大谷晋二郎が登場。高岩竜一とのベテランタッグで田中将斗&火野裕士と対戦した。日本屈指のパワーファイターである火野、現DDT王者でもある田中に対し、大谷と高岩は当然のように正面からぶつかっていく。