元横綱・若乃花の花田虎上が、大相撲史に残る一番、千代の富士-貴花田戦について「千代の富士さん辞めないでと思った」「相撲の歴史が変わった」と、当時の心境を振り返った。
花田は5月23日に放送されたABEMAの特番に生出演。新型コロナウイルスの影響で三月場所は無観客開催、五月場所は中止となる中、ファンを楽しませようと決まった番組で、過去の映像なども振り返りながら、視聴者を楽しませた。
「横綱が引退を決めた取組」というテーマで5つの取組が紹介されると、その1位に選ばれたのは昭和の大横綱・千代の富士と、後に平成の大横綱・貴乃花になる貴花田との一番。小さな体ながら大きな力士をなぎ倒してきた千代の富士が、角界のサラブレッドで当時18歳だった貴花田に敗れ、引退を決意したことは今なお相撲ファンの間でも語り継がれている。
当時、若花田だった花田も、既に幕内にいたものの、番付上位でなかったこともあり、対戦は叶わず。2場所連続休場から進退をかけて土俵に上がっていた千代の富士に対して「やりたいから現役辞めないでと思っていた。負けてもいいからやりたかった」と、募る思いがあったと明かした。また、横綱の引退を決めた一番で、実の弟が勝利したことには「取組を見て、相撲の歴史が変わったとつくづく思った」とも語っていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
【動画】相撲史に残る「千代の富士 対 貴花田」
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