2020年春、プライベートブランド商品のロゴ・パッケージを刷新したローソン。「ローソンセレクト」を「L basic(エル ベーシック)」「L marche(エル マルシェ)」の2つのブランドに一新したが、このリニューアルがネット上で議論を巻き起こしている。
【映像】どっちが豆腐? ローソンPB商品のパッケージに社長がコメント
今回デザインを手掛けたのは国内外で幅広いクリエイティブを行うデザインオフィスnendo。SNSでは「可愛すぎてつい買ってしまう」「商品名ドーンみたいなのより買いたくなる」と絶賛の声がある一方、「パッと見で区別するのは難しい」「デザインなんて二の次」「見た目のわかりやすさに考慮してほしい」という声も相次いでいる。
あるSNSの投稿では「ローソンのPB(プライベートブランド)商品のデザインの件Twitterでは炎上しててInstagramでは絶賛されてるけど、両者の論点が違ってて興味深い」という指摘が寄せられ、「Twitter民は店頭で買うときに分かりにくい。インスタ民は自宅の冷蔵庫に入っていて可愛い」と分析する人もいる。
9日に生配信されたTwitterライブ番組「ハフライブ」に出演したローソン社長の竹増貞信氏は「お店で選びにくかったり探しにくかったり色々なご不便やお手数をおかけしてしまっている」「(ローマ字で書いているため)『納豆』『豆腐』これはちょっとわかりにくいですよね」とコメント。「来月にも新しいパッケージでお届けしていく」として、「見直していくべきところは見直していくべきだと思います」と語っている。
ABEMA『けやきヒルズ』にコメンテーターとして出演した記者でノンフィクションライターの石戸諭氏は「コンビニはいろいろな人が来るところ。見やすさや商品に『何入っているんだろう』って気にする人もいるから、デザイン性もいいが『分かりにくい』という声も分からなくない」とコメント。
商品の顔とも言えるパッケージだが、石戸氏は自身が手がける記事のタイトルについて「ニュースの見出しで意識しているのは『奇をてらわない』こと。奇抜なことをやるのではなく、ストレートに一番伝えたいことを見出しにして届ける。(クリックさせるための)奇抜な見出しはよくない。刺激に人間は慣れていくから、どんどん次の強い刺激を求めてしまう」と回答。奇抜な表現で目立たせるのではなく、一番伝えたいことは何かを吟味して届ける重要性を強調した。
フリーアナウンサーの柴田阿弥も「記事をクリックさせたいがための奇抜なタイトルを見かける。石戸さんのようなマインドの記者さんが増えてほしい」とコメント。「釣り記事や煽り記事が増えないといいなと思う」と、アクセス数狙いの見出しに警鐘を鳴らした。
(ABEMA/『けやきヒルズ』より)
▶︎映像:ローソンPB「NATTO」「TOFU」パッと見で中身が分からないパッケージ
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