Mリーグ機構は「Mリーグ2019 朝日新聞ファイナルシリーズ」6月16日1回戦に出場する4選手を発表した。KADOKAWAサクラナイツ以外の3チームからは、ファイナル初出場の選手が揃う形に。大舞台のプレッシャーを感じながらも、活躍する選手は現れるか。
初日から大きな順位変動があったファイナル。首位に立ったセガサミーフェニックスからは大黒柱・近藤誠一(最高位戦)が出場する。レギュラーシーズンの個人成績では堂々の3位。長期間、振り込みなしという守備力と、大物手を育ててしっかりアガる攻撃力が噛み合い大活躍した。前日トップを取った魚谷侑未(連盟)とともに、初優勝を目指すチームには非常に大きな存在だ。
わずか1日で4位から2位に浮上し勢いづくU-NEXT Piratesからは瑞原明奈(最高位戦)が登場する。デジタル雀士が揃うチームの中で、紅一点のムードメーカーとしての役割も果たしながら、理論派の雀力は周囲も認めるところ。笑顔と鋭い視線のギャップでも人気を得ている瑞原が、ファイナルの大舞台でも躍動するか。
首位から3位に転落したKADOKAWAサクラナイツからは、前日2戦目でラスを引いた内川幸太郎(連盟)が、日を跨いで2戦連続で登場する。3位転落とはいえ、1回トップを取れば、首位再浮上もできる程度のポイント差。少なくとも、前夜の連続ラスから、悪い流れを引きずることだけは避けたいところだ。
3位から4位に転落した渋谷ABEMASだが、1日目のポイントはプラス。優勝だけを目指すチームにとっては、半歩前進といった様子だ。日向藍子(最高位戦)はセミファイナルで調子を上げ、ファイナルでも活躍が期待される選手の一人。初のファイナル出場で、ひるまず自分の麻雀を貫けるか。
【6月16日1回戦】
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人15位 ▲33.1
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人13位 +18.6
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人3位 +332.0
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人17位 ▲101.8
※成績はレギュラーシーズン
【6月15日終了時点の成績】
1位 セガサミーフェニックス +106.4(2/12)
2位 U-NEXT Pirates +64.3(2/12)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +47.6(2/12)
4位 渋谷ABEMAS +40.4(2/12)
※セミファイナルの成績から1/2を持ち越し
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。





