俳優・清原翔「脳出血」で緊急手術…発症極めて少ない20代でなぜ? 症状を察知する“FAST”
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 メンズノンノの専属モデルで、NHKの連続テレビ小説『なつぞら』に出演するなど、若者を中心に人気の俳優・清原翔さん。18日、所属事務所は清原さんが脳出血で緊急手術を受けたことを発表した。

【映像】症状を察知する“FAST”

 清原さんは12日の夕方ごろ、外出先で体調不良を訴えて緊急搬送。都内の病院で医師の診断を受けたところ、「脳出血」の症状がみられたという。清原さんはこの日に緊急手術。現在のところ命に別状はないものの、予断を許さない状態が続いており、当面の間治療に専念するとしている。復帰の時期は改めて事務所から報告するということだ。

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 脳の中の血管が破れて出血し、後遺症が残るケースもある脳出血。日本脳卒中データバンクの報告書によると、2018年の1年間で脳出血を発症した人の平均年齢は70.7歳。20代での発症は極めて少ない病気だ。

 27歳の清原さんが脳出血を発症した原因としてどんなことが考えられるのか。米マサチューセッツ総合病院脳神経外科の柳澤毅医師に話を聞いた。

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 「高齢者だと加齢とともに血管が弱っていて動脈硬化、高血圧などの基礎疾患があって脳の血管が破れやすくなっているということはある。20代という若い方の場合は、動脈硬化や血管の加齢による変化は考えにくい。若い方だと血管の異常、例えば動静脈奇形と呼ばれるもの。動脈と静脈の異常の病気というものが原因として多かったりするので、そういったものが元々あって、ストレスや疲労が原因で出血につながることはありえる」

 食事や生活習慣に気を遣うことでリスクは減らせるというものの、脳出血を含む脳卒中は突然発症することが多く、防ぐことが難しいという。その後の状況を左右するのは、いかに早く症状を察知し対処するかにかかっている。症状を示す言葉としてよく使われるのが「FAST」という標語だ。

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 「脳卒中が発症した時に最初に出るサインをわかりやすく述べているもの。FASTのFは『FACE』で顔が歪んだり、Aは『ARM』で右腕だけ上がらなくなるなど。Sは『SPEECH』で、要は言葉が出にくい、しゃべりにくくなる。Tは『TIME』で、救急車を呼んですぐに病院を受診すべきだということで時間が大事。その4つの頭文字でFASTと呼んでいる」(同)

ABEMA/『けやきヒルズ』より)

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