ノアマットに超強力な新ユニット“イニシャルM”が誕生。SKE48の松井珠理奈が電撃加入!? 本人が「ぜひ入りたい!」「お誘いがあれば」と前向きな姿勢を示した。
6月14日配信の無観客大会、武藤敬司が登場して丸藤正道、望月成晃とトリオを結成。快勝した武藤はパートナーを絶賛している。その勢いで、丸藤がユニット結成を提案。全員、イニシャルがMということで、Mのつく強豪のスカウトに動くことに。これに現在フリーランスの武藤も「乗った!」。ユニット名は「M's alliance」に決定。さっそく6月21日配信大会で新メンバーを加えての初陣が組まれた。
ここで登場した4人目の「M」は宮本裕向。デスマッチや木高イサミとのタッグ「ヤンキー2丁拳銃」で知られる実力者で、現在は全日本プロレスでアジアタッグ王座を保持してもいる。武藤、丸藤、望月に宮本が加わった光景は異色にして壮観。ほんの少し前まで予測できなかったユニットだ。
対戦したのは杉浦軍。杉浦貴に桜庭和志、そこにNOSAWA論外、さらにはケンドー・カシンまで加わった、実力派&曲者チームだ。
“問題児”カシンがいることでどうなることかと思われた杉浦軍だが、意外なチーム力を発揮。桜庭が武藤に腕ひしぎ十字固めを決めると、それぞれが腕に的を絞って武藤を集中攻撃。レジェンドが悲鳴をあげるという展開に。
それでもM's allianceは宮本が桜庭にムーンサルトプレスを敢行するなどペースを奪取。丸藤、望月、宮本の合体キックも飛び出し、最後はシャイニング・ウィザードで武藤がキッチリ論外を仕留めた。
新メンバーの宮本について「ムーンサルトは世界水準」と以前から評価していたという丸藤。「アライアンスメンバー」は丸藤、宮本、武藤、望月ときて「め」で始まる名前がいないということで「メイウェザー 」加入というプランまで飛び出した。「武藤さんのコネクションで。メッシとか」と丸藤。逆に武藤は「サイバーエージェントが金出してよ」。
ともあれ新ユニットの出だしは好調。武藤は「ベルトも狙いたい」と意欲を見せ、さらなる増員もありうるという。ちなみに、この日の中継のゲスト解説はSKE48の松井珠理奈。奇しくも「イニシャルM」である。試合中、自分から「私もMなんですけど」、「ぜひ入りたい!」、「隣に立ちたい、(メンバーに)囲まれたい」と語っていた珠理奈。指で「M」のサインを作る試合後のポーズにも「5個あったら星(の形)になるのに」と5人目のメンバーに立候補していた。
それを知らない武藤たちも、インタビュースペースで「(珠理奈を)スカウトにいこう」と勧誘を宣言。清宮海斗推しという珠理奈だが、丸藤は「どっちについたほうが、この世界でやっていけるかってことですよ」と“引き抜き”も辞さず。メンバー入りを取材陣にアピールした。
トップ選手が揃ったユニットに、トップアイドルまで加入するのか。7月18日の後楽園ホール大会からは“有観客”興行が再開。イニシャルM軍団はノアマットの台風の目になりそうだ。