2019年1月期に放送され、反響を呼んだテレビアニメの第2期『かぐや様は告らせたい? ~天才たちの恋愛頭脳戦~』がついに最終回を迎える。
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本作のキャッチフレーズといえば「恋愛は戦(いくさ)、恋愛は告白した(ルビ:好きになった)方が負けなのである」。家柄も良し、人柄も良し、将来を期待された秀才が集う秀知院学園が舞台だ。
今回、テレビアニメ第2期でエンディングテーマ『風に吹かれて』を担当したのは、芸能人としてキャリア15年目になる福原遥。本作では、声優として子安つばめ役も演じている。女優や声優業だけでなく、歌手としても着実にキャリアを積み上げている福原の素顔に迫った。
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――アニメ『かぐや様は告らせたい? ~天才たちの恋愛頭脳戦~』のエンディングテーマ『風に吹かれて』を歌った感想を教えてください。
福原:初めて楽曲を聴いたときは、とても心地良く、青春っぽい要素も感じられる素敵なメロディだなというのが素直な感想でした。本当に『風に吹かれて』のタイトル通り、そよ風に吹かれているような感覚があって、レコーディングのときも優しい声で歌うよう心がけました。優しい声を表現することがけっこう難しくて、レコーディングは納得いくまで何回もやらせてもらいました。
――今回は本編でも子安つばめ役として声優にも挑戦されています。『風に吹かれて』は役とリンクさせながら歌ったのでしょうか?
福原:エンディングは、あくまで歌手の福原遥として歌っていて、そこはアニメの役と完全に切り離しています。一つだけ「もうちょっと滑舌を意識しながら歌ってほしい」とスタッフさんからアドバイスをいただいたので、そこは意識していました。
アニメでは仲間同士の絆も描かれていて、そういう部分がファンの方に伝わればいいなって思って、私もレコーディングの際は大切な人たちを思いながら歌っていました。
――MVの世界観も楽曲のイメージにぴったりです。撮影はどのような形でやったのでしょうか。
福原:MV撮影はとにかく楽しくて仕方がなかったです! 監督からも「ただ楽しんでもらえれば良いよ」と言っていただき、自由に食べたり、花火したり、海ではしゃいだり、本当の“素”の私が映っています。今回のMV撮影で演技はほぼしていないので、素で楽しんでいる自分がフルで出ていると言っても過言ではないです(笑)。
――福原さんといえば『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(NHK教育テレビジョン)の“まいんちゃん”として子役時代から活躍されていました。当時、仕事という意識はあったのでしょうか?
福原:あまりなかったです。(現場には)家族に会いに行く感覚でしたし、今でも当時のスタッフさんとは仲良くさせていただいています。あと、まいん時代の影響もあって、今も料理は作ります。STAY HOME週間は簡単なメニューも含めると、毎日料理を作っていました。
――お気に入りのメニューやおすすめレシピがあればぜひ教えてください。
福原:健康を意識していることもあって、今日の朝はご飯の代わりにオートミールを使ったチーズリゾットを作りました。すごく簡単に作れておいしいんです! キノコも入れればよりヘルシーですし、栄養価も高いのでおすすめです。
――STAY HOME週間は他にどんなことをして過ごしていましたか?
福原:自分が目指す理想の身体に近づくチャンスだと思って、ランニングの後にYouTubeを観ながら筋トレをして、その後は湯船に何時間か浸かって……という日々でした。YouTubeでは『ひなちゃんねる』という加藤ひなたさんのチャンネルをよく見ていました。あと、殺陣の練習用に木刀を買ったので、1人でベランダで素振りをやって鍛えていました(笑)。
――すごくストイックですね! 殺陣もかっこいいです。
福原:でも、やった後はだらけています(笑)。今はお布団の中で韓国ドラマを観るのにハマっていて、最近は『愛の不時着』や『梨泰院クラス』が好きです。毎回ボロボロに泣いてしまって、字幕が観られないことがあってつらいです(笑)。
――女優、声優、歌手活動と多忙だと思いますが、福原さんが普段の生活で心がけていることを教えてください。
福原:昔から「笑顔でいよう」というのは心がけています。私、小さいときからボケ~と過ごしていることが多くて。その度に母親から「顔が怖いよ」って注意されていたんですが……(笑)。普段から「笑顔」を意識していたら、いつの間にかそれが習慣になりました。
(Text:近藤加奈子)
(C) 赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
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