Mリーグ2019 朝日新聞ファイナルシリーズの最終日、6月23日の2試合が行われ、U-NEXT Piratesが初優勝でシーズンが閉幕した。対局後に行われた表彰式にて、全チームの順位発表と表彰が行われた。ファイナル最終戦、最終局で惜しくも敗れるも、レギュラーシーズンMVPの活躍を見せ、「女流最強」の呼び声高いセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)がチームを代表し、シーズンの振り返りを行った。
敗戦直後とあって魚谷の表情は疲労困憊。それでも気丈にマイクの前へ立つと「レギュラーシーズンは近藤誠一(最高位戦)さんがチームを引っ張ってくれて、ファイナルでは(逆に)女子3人がトップを取ったんですが、誠一さんが苦しくて、(控室に)戻ってきた時に私が借りを返そうと強く思っていました」と、この日の最終戦直前の心境を打ち明けた。
また、「(2回戦の登板が)私でなければ優勝があったかもしれないなとは思いますが、精一杯やってこれたかなと思います。応援してくださった皆様には、勝利という形で恩返しできず、申し訳ないなと思います。ただ、誠一さんが去年おっしゃっていた言葉、もう一度言わせてください。『セガサミーフェニックスは必ず羽ばたきます』、ありがとうございました」と来年以降の奮起を誓い、会場からは大きな拍手が贈られた。
セガサミーフェニックスはレギュラーシーズン+495.5で首位通過。セミファイナルは+172.0、ファイナルは+182.1と圧巻の成績。この日の1回戦、近藤がU-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)に痛恨のトップラスを決められ、2回戦に魚谷がトップ目のU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)を逆転できる手で勝負に出るも流局、準優勝となった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





