新規参入ながら、大活躍したと言い切れるチームだ。2019シーズンから参入したKADOKAWAサクラナイツは内川幸太郎、岡田紗佳、沢崎誠(いずれも連盟)という世代、キャリアなどバラエティに富んだ3人で初のシーズンを戦い抜いた。レギュラーシーズン2位、セミファイナルシリーズ1位でファイナルに乗り込んだものの、最終順位は4位。それでも3人には、1年目を無事に走り通した達成感を覚えたようだ。
▶動画:KADOKAWAサクラナイツ、2019シーズン・セミファイナルシリーズダイジェスト
-ファイナルは残念な結果となりましたが、レギュラーシーズン、セミファイナルでは大活躍でした。1年を振り返っていかがでしょうか。
内川幸太郎(以下、内川)
初参戦ということで、まずチーム名をMリーグのファンの方に覚えてもらうというのが第1目標だったので、ファイナル進出というのは最低限の目標だったので、それをクリアできたのはよかったなと思います。最後は苦しい展開で、牌に恵まれなかったですけれども、沢崎さんの面白い麻雀と、おかぴー(岡田さん)のフレッシュな麻雀と、僕もそれなりに戦えたかなと思っていますので、初年度としては非常にいいものだったなと思っています。
-沢崎さんは、全選手でも最多の試合数でした。たくさん打った感想をお願いします。
沢崎誠(以下、沢崎)
まぁ、いくら打っても大丈夫です。90戦でも行けます。後半は連投がなかったのがショックですね(笑)ぜひ来期は後半も連投いけるように考えましょう。とりあえず序盤では連投しないように……。
内川
秘密兵器だ(笑)
-岡田さんはMリーグを大きな舞台、夢の舞台と仰っていました。痺れる戦いもいっぱいあったと思いますが、1年いかがだったでしょうか。
岡田紗佳(以下、岡田)
そうですね……今までにない大きな舞台だったので、自分の中で課題と言うか、問題点も自分の中で分かったので、来年はもっといい感じをお見せできると思います。そのために、オフシーズン中も一生懸命鍛錬したいと思っています。
-この3人というチームでやってみて、いかがでしたか?シーズン当初と今とで違いもあればお願いします。
内川
もともと同じプロ連盟の先輩後輩で、壁もなく、仲がよかったわけなんですけれども、さらに一緒に戦って、いろんなことを話して、さらに絆が深まったかなと思います。
-沢崎さんから見て、後輩2人はいかがでしょうか。成長は感じられましたか。
沢崎
いろいろ練習して、成績が悪くなった時期もちょっとありましたけれど、内容的には良くなっていると思います。ただ、来年はもうちょっと活躍してもらって、僕は引っ張ってもらおうと。
岡田
本当ですか?(笑)
沢崎
そのくらいのつもりで(笑)
-岡田さんは、KADOKAWAサクラナイツというメディア企業のチームということもあり、他チームとは少し違う形で、外への発信の仕方もあったと思います。その中で、Mリーグのテーマである「熱狂を外へ」届けるというのは、いかがだったでしょうか?
岡田
うちのチームは、いい意味でも悪い意味でも目立ったチームだったと思うので、それって本当に見てもらえているから、そうやっていろいろ言葉を頂いていると思うので、来年ももっと見ていただけるように、麻雀だけでなく他の方面でも、何かしらやっていきたいと思います。
-最後に今年はファイナル進出の目標をクリアしましたけれども、来期の目標をファンへのメッセージを含めてお願いします。
内川
もっともっと盛り上がりを、Mリーグ全体の盛り上がりを目指せるように。(胸に)スポンサーも入っていますけれども、そういう企業様たちがMリーグに「ついてもいいな」と思えるようにしたいと思います。僕らも、それぞれのプロ活動と、チームとしての活動と、いい麻雀を見せることでしか、やれることはないんですが、少しでも新しいファンを取り入れていけるように頑張っていきたいと思います。
-森井監督、なにかひと言ありますか?
森井監督
本当に、いちファンから、今年チームをやらせていただいて、すごく楽しかったというか。いい時悪い時の両方を経験できて、来期ぜひこれを踏まえて優勝できたらな、と思っております。








