町民からも笑われた運動に起きた“奇跡” 農家の取り組みが、絶滅危惧種のタンチョウを呼び戻した テレメンタリー 2020/07/11 10:00 拡大する 「タンチョウを呼び戻すことは、渡り鳥による食害につながるのではないか」 「舞鶴だけでタンチョウを呼ぼうというのは困難だと思う」 「町民の意識が付いていくかな」 町にタンチョウを呼びたいという思いは、遠い夢物語にすぎなかった。それでも土地に刻まれた“舞鶴”という名前を信じて取り組み、4年後、農家の人たちの手によって見事に実現した。・【映像】タンチョウ ふたたび 「いれば最高なんだけどな…」。トラックから降り、双眼鏡を覗き込むのは、「タンチョウを呼び戻す会」の加藤幸一会長だ。親から引き継いだ土地で農業を営む傍ら、この2014年、地域の仲間とともにタンチョウを呼び戻す活動を始めた。農作業の合間を抜け出しては、その姿を探す。「見たいって気持ちが騒いでね。この忙しいのにって、女房に怒られる(笑)」。 続きを読む