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『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』といえば、20~30代にとって子供の頃に夢中になったアニメの1つではないだろうか。コミックやTVアニメなどでメディアミックスを展開し、第2次ミニ四駆ブームの火付け役ともなった本作。お小遣いは全部ミニ四駆に注ぎ込んだという思い出もあるはずだ。

そんな『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』も1996年に放送されて今年で20周年を迎える。今は自分の子供と一緒にミニ四駆で遊んでいる、という人も多い。

AbemaTVでは、20周年を記念して『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の全51話一挙放送を予定している。ミニ四駆に夢中だった世代はもちろん、現在自分の子供とミニ四駆を楽しんでいる親子一緒に見てほしい。

今回はTVアニメの中から、心に残った筆者おすすめの名エピソードを3本紹介していこう。

#10『必殺マグナムトルネード!』

やっぱりこの必殺技「マグナムトルネード」は外せない。主人公の星馬兄弟、兄の烈はコーナリング性能を重視したマシンを使用。その弟である豪のマシン「マグナムセイバー」は直線スピードを重視したマシンで、コーナーに弱いという欠点を持っていた。そのためコースアウトばかりしていたのだ。

そんな豪が編み出したのが「あえてコースアウトし、その勢いでコースをショートカットしてコースに復帰する」という必殺技・マグナムトルネード。欠点を補うよりも長所を活かすことの大切さを教えてくれる名エピソードだ。

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放送当時、この必殺技を実機で再現しようとする子供たちもいたようだが……その結果大切なマシンを壊してしまったという人も多かったのではないだろうか。

#28『焼結!驚異のZMC鷹羽リョウ完全復活』

アメ車のようなゴツゴツとした外見で、抜群の人気マシンだった「トライダガーX」。当時、自分のマシンとして使っていた方も多いのではないだろうか。

本作では、レース中に相手のマシンにアタックをしかけて破壊するバトルマシンが登場する。トライダガーXは、敵のバトルマシン・ビークスパイダーにより真っ二つに切り裂かれて再起不能となってしまうが、新素材ZMCにより「ネオトライダガーZMC」となって復活する。

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炎の中からネオトライダガーZMCが現れるシーンは、本作でも屈指の名シーン。このエピソードを見ておもちゃ屋に買いに走った、という方もいたのではないだろうか。

#50『大激戦!雪山コース 過酷な第2ラウンド!』

雪山という過酷なコースを舞台としたレース。これまで、やりたい放題にほかのマシンを破壊していたバトルマシンも、雪山ではまともに走ることさえできない状態だった。

そんな中「なんとしても1位になりたい」と言っていた、バトルマシン「ブロッケンギガント」を使う近藤ゲン。苛立ったゲンは大神博士の指示を無視してブロッケンギガントのバトルパーツを全てむしり取る。軽量化によって一気に追い上げ、なんと1位でゴール。

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指示を無視したことに怒る大神博士と、純粋に1位になったことを喜ぶゲン。放送当時に見ていたものと、大人になって今見るのとでは、きっと感じるものも違うはずだ。

今回紹介したエピソード以外にも名エピソードやアツいバトルが盛りだくさんな本作。一挙放送でぜひまとめてチェックしてほしい。

■放送スケジュール

『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』 20周年一挙放送

5月18日(火)04時11分~

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(c) こしたてつひろ /小学館・ShoPro

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