アニメ「薬屋のひとりごと(くすりやのひとりごと)」は、2023年10月21日より放送がスタートした後宮謎解きエンタテインメントです。
▶阿多妃の過去が明らかに 11話
▶女官たちの羨望を集める阿多妃 10話
▶園遊会に姿をみせた阿多妃 6話
この記事では、アニメ「薬屋のひとりごと」で強い存在感を放つ阿多妃(アードゥオヒ)をピックアップ。プロフィールや担当声優などの基本情報を解説します。
目次
- アニメ「薬屋のひとりごと」とは
- アニメ「薬屋のひとりごと」阿多妃の基本情報!
- 阿多妃は現皇帝の最初の妃
- 阿多妃には子供がいる?
- 阿多妃と壬氏の関係は?
- まとめ
アニメ「薬屋のひとりごと」とは
アニメ「薬屋のひとりごと」の舞台となっているのは、大陸の中央に位置するとある架空の国です。人さらいの手で売られ、後宮の下女となった薬師の猫猫(マオマオ)は、ある日、帝の御子たちが次々と謎の病で命を落としていることを知ります。好奇心からその原因を究明した猫猫は、美形の宦官・壬氏(ジンシ)に目をつけられ、帝の寵妃の毒見役として抜擢されます。
そこから猫猫は、壬氏よりさまざまな面倒事を押し付けられ、後宮の謎や不審な噂を解決していくことになるのです。
原作は、日向夏氏が小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿した作品を、ヒーロー文庫にてノベル化・出版した同名小説です。「サンデーGX」(小学館)と「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2種類のコミカライズも展開している人気作品です。
アニメ「薬屋のひとりごと」阿多妃の基本情報!
阿多妃は、後宮に住まう数多の妃の中でも、とくに位の高い上級妃です。皇后の次の位にあたる四夫人の1人で、淑妃(しゅくひ)の座についています。中性的な美しさと凛々しいたたずまいで、後宮内の下女たちからとても人気があります。
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阿多妃の基本情報【プロフィール】
阿多妃の年齢は35歳と、四夫人の中では阿多妃が最年長です。四夫人に与えられた位の中で、史実での中国王朝の位によると淑妃は二番目の位とのことですが、作中では優劣の明記はなく、平等にあつかわれているようです。黒髪の美しい女性ですが、男装風の服をよく着用していて、青年と見間違うような凛々しい雰囲気を持っています。
身長や体重、出身地など、年齢以外の詳しいプロフィールは明かされていません。
阿多妃の基本情報【声優】
阿多妃の声を担当する声優は、甲斐田裕子(かいだ ゆうこ)さんです。甲斐田さんの代表作には「機動戦士ガンダムUC」のマリーダ・クルス役、「SPY×FAMILY」シルヴィア・シャーウッド役などがあります。
甲斐田さんは、海外ドラマ「シナリオライターは君だ!」の吹き替えで2000年にデビューし、2001年にはアニメ「ジーンシャフト」で初レギュラーを獲得しました。現在も、アニメやゲームのキャラクターボイスを数多く務めるほか、海外映画やドラマの吹き替えでも活躍しています。
阿多妃は現皇帝の最初の妃
阿多妃は、もともと現皇帝と乳姉弟の関係で、現皇帝が東宮だったときに初の妃となりました。その後、現皇帝はほかに妃を娶らず、10年以上も東宮の妃が阿多妃1人の状態が続いていました。このことから、阿多妃は現皇帝にとって特別な存在だとうかがえます。
阿多妃の皇太子妃時代には、現皇帝との間に男子が生まれました。しかし、乳幼児期に死亡しています。
その後、先帝が崩御して東宮から皇帝となり、新しく後宮ができて多くの妃が入ってくるようになります。阿多妃は淑妃として柘榴宮に住んでいましたが、高官が自分の娘を強引に後宮に入れようとしたため、子供を産めない阿多妃は後宮を去ることになりました。
▶宮廷の記録から17年前をさぐる猫猫 10話
▶入内した新しい淑妃・楼蘭妃 14話
阿多妃には子供がいる?
阿多妃は、十数年前に現皇帝の子供である男児を出産しています。酷い難産でしたが、当時の皇后(現・皇太后)のお産と重なったことで、阿多妃の出産は後回しにされ、医師の到着が遅れてしまいました。その結果、子は無事に生まれたものの、阿多妃は子宮を失い、子供を産めない体になります。
そして阿多妃の子どもは、乳児期に与えられた蜂蜜によって中毒を起こして死亡しています。子に蜂蜜を与えたのは、阿多妃に仕える侍女頭の風明(フォンミン)です。風明は、大人には無毒な蜂蜜が赤子には毒だと知らず、滋養強壮のためによかれと思って与えてしまいました。
阿多妃の子供は生きている?
後宮を去る前の夜に猫猫と晩酌をした阿多妃は「息子がこの手からいなくなってから」と発言します。猫猫は、阿多妃が「死んでから」ではなく「いなくなってから」と言ったことに違和感を持ち、「実は、阿多妃の子は先帝の子と取り替えられているのではないか」という仮説を立てます。
猫猫はすぐに、「馬鹿馬鹿しいくらいの妄想だ」と、自分で否定しました。しかし、もし猫猫の推測が当たっていれば、阿多妃の子は先帝の子、つまり皇弟として現在も生きていることになります。
阿多妃と壬氏の関係は?
阿多妃との最後の晩酌中に猫猫は、男のように振る舞う阿多妃を見て、誰かに似ていると思います。しかし、そのときにはそれが誰なのかわかりませんでした。翌日、大袖と裳(スカート)をまとい後宮を後にする阿多妃を見て、壬氏に似ていることに思い至ります。
「似ている」のがたまたまなのか、もしくは何かしらの血縁などの関係があるのかは、作中では明かされていません。
しかし猫猫が「阿多妃の子は皇弟として生存している」という推測を展開した際、猫猫のイメージの中では、阿多妃の本当の息子の姿は壬氏となっていました。猫猫の仮説の中では、「阿多妃の子」=「皇弟」=「壬氏」と繋がっているようです。
あくまで猫猫の推測なので真偽はわからず、また現在のところ阿多妃と壬氏は、後宮の妃と宦官という以上の関係は描かれていません。今後、描かれることがあるのかどうかも、作品の注目ポイントの1つです。
まとめ
阿多妃は、現皇帝の最初の妃です。長い間ほかに妃を作らず、子供が産めなくなってからも後宮に留めおいたことから、現皇帝にとって阿多妃は特別な存在であることがうかがえます。
子供が生きている可能性があることや、壬氏と似ている描写があることなど、阿多妃の謎が今後の物語にどう関係してくるのか、注目してみてください。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
・無料でみられる「薬屋のひとりごと」エピソード・見逃し配信一覧