芸人最強雀士・じゃい、天国の友に涙の優勝報告「タッキー、優勝したよ!」/麻雀・オールスターリーグ
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 芸能界の凄腕雀士が集った「オールスターリーグ2020 Spring」の決勝が7月13日に行われ、お笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいが優勝を果たした。試合後のインタビューでは、昨秋に34歳の若さで急逝した俳優・滝口幸広さんへの思いからか涙が溢れ「タッキー、優勝したよ!」と天国の友に向かって叫んだ。

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 満面の笑みの最中、友への思いが一気にこみ上げた。優勝の感想を聞かれ、芸人らしく笑い飛ばすかと思われたところ「今回の大会は、絶対に優勝すると友達と約束して…」と話したところで、みるみる目には涙が溢れ、「タッキー、優勝したよ!」と叫んだ。

 「タッキー」とは、オールスターリーグに参加していた俳優・滝口さんのニックネーム。滝口さんは同じく俳優でプロ雀士の萩原聖人との親交も深く、プロ顔負けの雀力を誇り、今期のリーグ戦でもトータルトップに立っていた。涙するじゃいをフォローするように萩原は「今回の大会は、滝口がトップだったんですよ。その中での訃報があったので、この決勝に残った人は、いろいろ思うところがあって打ったと思うので、ギャグでもなんでもなく、本物の涙です」と、将来はプロ雀士デビューも期待されていた亡き後輩について説明していた。

 半荘4回戦で行われた決勝は、1回戦からトップでスタートしたものの、2回戦ではラス。プラスポイントをほぼ吐き出してしまったが、3回戦ではこの日2度目のトップ。4回戦も逃げ切りトップと、終わってみれば4戦3勝という断トツの成績で優勝を果たした。

 じゃい自身、“芸能界最強雀士”と呼ばれることもあるほどの実力の持ち主。対局番組でも、数々の活躍を見せてきたが、突然の涙に驚く視聴者も多かった。試合の合間には麻雀に関するトークコーナーもあり、様々な角度から魅力を伝える同リーグだが、優勝インタビューでは麻雀でつながる仲間の絆を強く印象づけるものとなった。

【試合結果】

1位 じゃい +118.2

2位 藤田晋 +8.4

3位 阿部亮平 ▲39.8

4位 山本圭壱 ▲86.8

◆ALL STAR League(オールスターリーグ) プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の選手としても活躍する俳優・萩原聖人と、株式会社サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏による著名人リーグ「藤田萩原リーグ」を、放送対局として開催したもの。規定打数以上を消化した選手の中から上位4人が、決勝戦への出場権を得ることができる。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

じゃい、涙の優勝
じゃい、涙の優勝