将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が7月15日に行われ、金沢孝史五段(47)が泉正樹八段(59)に111手で勝利した。金沢五段は午後2時から塚田泰明九段(55)と対戦する。
金沢五段は先手番から相掛かりを採用。中盤までは泉八段に押し込まれていたが、持ち時間を使い切り1分将棋に入ってから、状況を打開。泉八段の攻めをしのいで自玉の安全を確保すると、一気に反撃し勝負を決めた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太七段が2連覇している棋戦としても知られている。