将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月16日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と対局中だ。今シリーズ2勝1敗としている藤井七段は、勝てば最年少となる17歳11カ月でのタイトル獲得に成功。タイトル25期の実績を持つ渡辺棋聖との熱戦は、いよいよ終盤に差し掛かっており、ほぼ互角と見られている。
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数々の大記録を打ち立ててきた藤井七段だが、幼きころから目標としてきたタイトル獲得に王手をかけて臨んだ本局は、渡辺棋聖の先手番からスタート。戦型は渡辺棋聖が得意とする矢倉になった。渡辺棋聖が、途中まで敗れた第2局(6月28日)と同じ進行を選んだこともあり、わずか半月あまりの間に、研究を深めて打開策を練ってきたことになる。
勝敗を見れば2勝1敗とリードする藤井七段だが、第1局では藤井七段勝勢の状態ながら、渡辺棋聖から16連続王手という、強烈なプレッシャーをかけられる白熱の展開に。間違えれば即逆転という状況の中で、正着を繰り返して勝利したというシーンもあったことから、両者の対局は最後の最後まで全く目が離せない。
持ち時間は各4時間で、終局は夜の見込み。最終局にもつれ込んだ場合は、再度振り駒を行い、先手・後手を決める。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)