将棋の最年少棋士・藤井聡太棋聖(18)が7月24日、竜王戦決勝トーナメントで丸山忠久九段(49)と対局、61手目で同一局面が4回となり、午後3時43分に千日手が成立した。持ち時間は引き継がれ、先手は藤井棋聖になる。
両者得意とする角換わりから始まった対局は、形勢ほぼ互角の中盤を経由して膠着状態に。先手番の丸山九段が銀を使って踏み込んだところ、藤井棋聖が角で受けたところから、同じ局面の繰り返しに。両者、打開の手がなく、そのまま千日手が成立した。
一般的に、先手番の方が有利と言われる中で、後手番だった藤井棋聖にとって千日手は歓迎するところ。指し直し前は丸山九段がやや指しやすいかという声も出ており、藤井棋聖は丸山九段よりかなり短い持ち時間になることがわかった上で、千日手を選択した格好だ。
持ち時間は各5時間で、指し直し局は藤井棋聖が残り1時間34分、丸山九段が3時間59分の状態で始まる。対局再開は午後4時13分。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)